赤ちゃんのむし歯は「ダラダラ飲み」が原因!?
こんにちは。
地下鉄谷町線の「四天王寺前夕陽ヶ丘」駅から徒歩3分のやまぐち夕陽ヶ丘歯科クリニックです。
乳歯が1本でも生えてきたら、むし歯のリスクがあることをご存知でしたか?
「まだ、赤ちゃんでお菓子は食べていないから大丈夫」と考えてはいませんか?
今回は、乳歯が生えてきたら気を付けるむし歯予防についてお話していきます。
むし歯には2つの原因がある?
むし歯になるのは、
・お口の中に、むし歯を作る細菌がいる
・お口の中に、細菌のエサになる糖分が残っている
この2つの原因があります。
細菌が糖分を食べることで酸を作り出し、その酸が歯を溶かすため、むし歯になっていくのです。
もともとむし歯菌ゼロで生まれてくる赤ちゃんは、周りの大人の唾液からむし歯菌に感染してしまいます。けれども、生活する上ではどうしても、細菌感染を防ぐのは難しいことでしょう。
そのため、もうひとつの要因である糖分摂取のコントロールを行い、むし歯予防を図っていくことが大切になります。
ダラダラ食べに気を付けて!
糖分の摂り方で最も気を付けてほしいのが ダラダラ食べをしない ということです。
細菌が酸を出したとしても、私たちの唾液がその酸を中和させます。唾液のパワーが溶かされた歯を修復してくれるのですが、修復には1時間ほどかかります。
つまり、ダラダラ食べをしていると、修復している途中で再び糖分を摂取することになります。そうすると修復が間に合わず、歯を溶かすスピードの方が早くなってしまうのです。
食事をして1時間もたたないうちにまた食べて、ダラダラ食べをすることでむし歯になりやすい口内環境が作られます。
これは、まだ、固形物を食べない赤ちゃんでも同じことがいえます。
哺乳瓶に野菜ジュースや清涼飲料水を入れて、欲しい時に欲しい分だけ飲ませていませんか?
野菜ジュースや清涼飲料水には、思いのほか砂糖が多く含まれています。「飲み物だから」と油断して与えていても「ダラダラ食べ、ダラダラ飲み」と同じになってしまいますので気をつけましょう。
むし歯予防に有効なフッ素の活用をしよう!
食事の仕方に気を付けるとともに、歯の質を強くするために、フッ素を活用したケアを行いましょう。
基本的にフッ素は歯磨き粉に配合されていますが、まだ歯磨き粉が使用できない赤ちゃんは歯科医院でフッ素塗布を受けましょう。乳歯が生えてきたら一度、歯科医院へ行くのをおすすめします。
やまぐち夕陽ヶ丘歯科クリニックでは、お子さんの歯を守り、いい歯を育てるお手伝いをいたします。
お子さんのお口や歯のことで気になることがありましたら、お気軽にご相談ください。