いい歯を育てる食事と食習慣
こんにちは。
地下鉄谷町線の「四天王寺前夕陽ヶ丘」駅から徒歩3分のやまぐち夕陽ヶ丘歯科クリニックです。
食事や食習慣は、歯の健康に深く関わっています。
今回は、いい歯を育てる食事と食習慣とはどんなものかについてお話しします。
むし歯や歯周病は細菌が引き起こす病気です。
細菌は、お口の中に入ってきた食べ物や飲み物の糖をエサにして、増殖したり酸を作ってむし歯や歯周病を引き起こすのです。
お口の中に糖分がある時間を減らし細菌の数を減らす、次のような食習慣を心がけることで、むし歯や歯周病のリスクを抑えることができます。
- ダラダラ食べをしない
ダラダラと食べ続けていると、お口の中に常に糖分がある状態になってしまいます。
決まった時間以外は食事やおやつを取らないようにしましょう。
- 水分補給は水や麦茶で
ジュースやイオン飲料など、糖分が含まれている飲み物で水分補給をしていると、お口の中に糖がある状態になってしまいます。
水分補給はジュースなどの甘い飲み物は避けて、水や麦茶、お白湯などの糖分が含まれていない飲み物にするのがおすすめです。
- 食後は歯を磨こう
食事やおやつを取った後は歯を磨きましょう。歯垢や食べかすを取り除き細菌の数を減らすことができます。
10歳頃までは、できるだけ仕上げ磨きもしてあげてください。
外出中や学校にいて歯を磨けない場合には、うがいだけでもしておきたいですね。
- 歯にくっつくお菓子は控えて
飴やチョコレートは甘い上に歯にくっつくため、むし歯や歯周病になりやすいおやつです。
お子様にあげ続けるとむし歯や歯周病になりやすくなるので、できるだけ控えるのをおすすめします。
また、食べた後には歯を磨いて、お口をきれいにしましょう。
歯は様々な栄養分から作られています。
カルシウムやたんぱく質、リン、ビタミンA・C・Dの栄養素をバランスよく取って、いい歯を作っていきましょう。
- 石灰化の材料となる栄養素
歯を成熟させて硬くする「石灰化」に必要なのはカルシウムやリンです。
カルシウムはチーズやヒジキ、シラスなどから、リンは米、豚肉、牛肉、たまごなどから取ることができます。
- 歯の表面のエナメル質の土台となる栄養素
たんぱく質とビタミンAがエナメル質を作るのに欠かせません。
たんぱく質はアジ、卵、牛乳、豆腐など、ビタミンAは豚肉、レバー、ほうれん草、ニンジンなどに含まれています。
- 歯の内側の象牙質の土台となる栄養素と食べ物
象牙質のためには、ビタミンCがおすすめです。ほうれん草、ミカン、サツマイモなどから取ることができます。
- カルシウムの代謝や石灰化を調整する栄養素と食べ物
ビタミンDが役立ちます。バター、卵黄、牛乳などから摂取することができます。
やまぐち夕陽ヶ丘歯科クリニックでは、お子さんの歯を守り、いい歯を育てるお手伝いをいたします。
お子さんのお口や歯のことで気になることがありましたら、お気軽にご相談ください。